本記事では、日本化粧品検定1級・コスメコンシェルジュの私がアトピスマイルクリームの成分解析を行っていきます。
ぜひ最後まで目を通してみてくださいね。それでは早速始めていきましょう!
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アトピスマイルクリームの全成分
アトピスマイルクリームの成分解析
ここからは上記アトピスマイルクリームの成分において、気になる物をピックアップしていきます。
刺激のある成分についても解説していくので、このまま読み進めておきましょう。
ライスパワーNo.11が1番の注目成分
アトピスマイルクリームで1番の目玉成分は、ライスパワーNo.11ですね。
この成分はアトピスマイルクリームの製造会社「勇心酒造」が発見したもので、日本人と馴染みの深いお米を、麹菌などの微生物の力で発酵・熟成させて作られています。
No.11というところですが、ライスパワーは全部で14種類存在しており、その中でも「ライスパワーNo.11」は、これまで世存在しなかった全く新しい効能「肌の水分保持能改善」を持った有効成分として認められたんですね。
つまり、このライスパワーNo.11が配合されたアトピスマイルクリームを塗り続けると、下記のような効果を期待できるようになります。
- ステロイドによる負の連鎖から卒業できる
- 一時的に症状を抑えるのではなく根本的な強い肌へ
- 肌が自ら潤う健康的なスベスベの肌になれる
- 赤ちゃんや子供のツラい肌トラブル対策
- 何を使っても皮むけ・乾燥が治らないワガママ肌のケア
なおこのライスパワーNo.11は「勇心酒造」の特許成分であるため、他社が使用する場合、全て「勇心酒造」から購入する形になります。
そのため実際ライスパワーNo.11を配合している化粧品はかなり少なく、現状はKOSEの米肌や、第一三共ヘルスケアの子会社が手掛けるライスフォースにしか使われていないんですよね。
油分が多めの成分構成
アトピスマイルクリームは全身に塗るクリームということで、全体的に油分が多めの構成ですね。
例えば下記のような成分です。
- ミリスチン酸オクチルドデシル
- ホホバ油
- オリブ油
実際塗ってみても、すごく伸びが良いですし、肌の表面を保護してくれる感じがしますね。
ただ嫌なベタつきはありません。塗った後手がベトベトしてスマホを触れなかったり、服を着た後に不快感が残ることもなかったです。
あくまで肌を柔軟にして、モチッと仕上げるイメージでしょうか。小さいお子様も、これなら嫌がらずに受けて入れくれると思います。
一応顔にも塗れるようですが、ニキビの原因になったりするので、脂性肌の人だけ注意しましょう。
それでも、どうしてもライスパワーNo.11を顔にも使いたい方は、ライースリペアという同じ会社のスキンケアシリーズを検討するのが◎
刺激がある成分はほとんどなし
最後にアトピスマイルクリームにおける刺激成分ですが、ここはほとんど心配しなくて良いと思います。
強いて言うなら下記のような成分が気になるくらいですかね。
- メチルパラベン
- プロピルパラベン
これらは防腐剤として使用されており、一部の人にとって皮膚刺激の原因になるかもしれません。
なのでよほど敏感な肌を持つ人は注意が必要ですが、そもそもアトピスマイルクリームはアトピー肌・敏感肌向けに開発されたクリームなので、配合量は極めて少ないでしょう。
実際、アトピー肌・乾燥肌に関する情報発信を行っている有名なインフルエンサー「わくたさん(Twitterフォロワー2万人以上)」もイチオシしています。
ただアトピスマイルクリームはドラッグストア等に売っておらず、基本的には公式サイトを利用する形になります。(※一部百貨店には取り扱いあり)
今すぐ試せないのがネックですが、2~3日で自宅に届くので少しだけ辛抱しましょう。
アトピスマイルクリームの成分解析まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回はアトピスマイルクリームの成分について化粧品の専門家が徹底解説してきました。
本記事が少しでも参考になりましたら幸いです。
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(参考)アトピスマイルクリーム全成分の詳細
成分 | 特徴 |
---|---|
水 | 基本的な溶媒で、化粧品中で主要な成分の一つです。 |
1,3‐ブチレングリコール | 保湿剤として使用され、肌を潤す役割があります。 |
2‐エチルヘキサン酸セチル | 乳化剤で、成分を混ぜ合わせる役割を果たします。 |
濃グリセリン | 保湿剤で、肌の水分を保持し、しっとりとした感触を提供します。 |
ステアリン酸 | 安定剤および増粘剤として使用され、製品のテクスチャを調整します。 |
ミリスチン酸オクチルドデシル | エモリエントとして機能し、肌に滑らかさをもたらします。 |
ホホバ油 | 天然オイルで、保湿と肌の保護に寄与します。 |
オリブ油 | エモリエントとして使用され、肌を柔らかくし、保湿します。 |
トリ2‐エチルヘキサン酸グリセリル | 安定剤として機能し、製品の質感を向上させます。 |
ベヘニルアルコール | 乳化剤で、成分の均一な混合を支援します。 |
ショ糖脂肪酸エステル | 乳化剤として機能し、水と油を結びつけます。 |
モノステアリン酸ポリグリセリル | 乳化剤で、製品の安定性を向上させます。 |
マルチトール | 保湿剤として使用され、肌の水分保持を支援します。 |
メチルポリシロキサン | シリコーンベースの成分で、滑らかなテクスチャを提供します。 |
N‐ステアロイル‐L‐グルタミン酸ナトリウム | 皮膚調整成分で、肌を整える役割があります。 |
バチルアルコール | 防腐剤として使用され、製品の鮮度を保ちます。 |
メチルパラベン | 防腐剤で、微生物の成長を抑制します。 |
天然ビタミンE | 抗酸化剤として機能し、肌を保護します。 |
L‐アルギニン | アミノ酸で、肌の調子を整える役割があります。 |
キサンタンガム | 増粘剤として使用され、製品のテクスチャを調整します。 |
プロピルパラベン | 防腐剤で、製品の品質を保つ役割があります。 |
ブチルパラベン | 防腐剤で、微生物の繁殖を防ぎます。 |
エデト酸二ナトリウム | キレート剤で、金属イオンを結合し、安定性を向上させます。 |
L‐セリン | アミノ酸で、肌を保湿し、保護します。 |
疎水化ヒドロキシプロピルメチルセルロース | 増粘剤として使用され、製品のテクスチャを改善します。 |
アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体 | フィルム形成剤として機能し、皮膚を保護します。 |
2‐アミノ‐2‐メチル‐1,3‐プロパンジオール | 保湿剤として使用され、肌を潤す役割があります。 |
グリチルリチン酸ジカリウム | 皮膚を鎮静化し、炎症を軽減する成分として知られています。 |
ヒアルロン酸ナトリウム(2) | 保湿剤で、皮膚の水分保持をサポートし、ハリと弾力を提供します。 |